ノラブログ ~ネットビジネスで生活できるか実験中~

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第04話「ノライヌ、話を聴く」


       この物語はフィクションです。

     実在する人物、団体とは関係ありませんが、

     その限りではありません。












     野良犬的インターネットの歩き方


                                     作:九八










第04話「ノライヌ、話を聴く」



「では、さっそくですが話を始めましょう」

「はい」

「今後は、話す内容が非常に長くなるので」

「はい」

「もう、誰がどうのとか、何がどうしたとか」

「うむ」

「そういう描写みたいなことは書かせませんからね」

「何を言ってるか分からないが、よく分かったよ」

「我々の会話だけになって、それで、ようやく本編が始まるってことですよ」

「なるほど、続けてくれ」

「それと、当面は予備知識というか、知っておくべき、理解しておくべきこと話していきますので」

「なんだい、さっさと楽に稼げる方法を教えてくれよ」

「その腐りきった精神を叩き直す必要があるみたいですので」

「ずいぶん言うじゃないか」

「ならば言い直しますが、その解釈を改めてもらう必要がありますので」

「何が言いたいんだよ」

「まず結論を言いますが、楽に稼げる、とは思わないでもらいたいですね」

「そうなのか?じゃあ、あまり魅力的じゃないな」

「私はそう思いませんし、収入を得る、仕事をする、というのは、楽ではないと思います」

「苦労なく金が手に入るなら楽でいいし、それが可能だとそれでいいと思ってたんだが」

「パソコンやネットに詳しく、お金を稼ぐのが好きな人なら、そういう結果に至ることもできるかもしれません」

「うーん、俺はパソコンやネットは言うほど詳しくないし、金は好きだけど稼ぐのは面倒って思う方だからなぁ」

「あなたみたいな人(犬)が、カモと呼ばれて、他人が楽に稼ぐための養分になるんです」

「厳しいなぁオイ」

「そうならないための警告です、スキを見せたら奪われますから」

「世知辛いなぁ、泥臭い話は嫌いじゃないけどさぁ」

「そういう話は、絶対にノライヌさんの方が理解していると思いますよ」

「うーん、嬉しくない」

「稼ごうとしているのに奪われる、本当によくある話ですから」

「ネット云々の前からあることだな、簡単に言えば詐欺ってやつだ」

「明らかな詐欺は犯罪ですから、法に照らせば罰することもできますが、法に抜け穴があるのは今も昔も変わりません」

「お、いいね、じゃあ今回はその抜け穴を教えてもらえるってわけかい?」

「私はギャンブラーではないので、そんなリスクが多い道は選びません」
※リスク=危険に遭う可能性や損をする可能性を意味する概念 from wikipedia

「俺はギャンブラーだけど、好き好んでそんな道を選びたくねーよ」

「そういう道は、楽に稼ぎたい人が、リスクを承知の上、覚悟を持って選べばいいんです、もちろん推奨はしませんが」

「じゃあ、リスクなく金を稼げる方法を教えてくれるってことでいいのか?」

「考え方にもよりますが、金を得ようとした場合、どんなことにも、少なからずリスクは付いて回ります」

「まーな、、仕事だしな、でも、じゃあどうするんだよ」

「誰でもしていることです、なるべく、リスクを減らす努力をすることです」

「例えばどういうことだい?」

「私(漫画雑誌等の露店商)を例に挙げると、天気の変化を見極め、雨の日は営業しないとか、窃盗に目を見張る、とか」

「なるほど、雨で商品をダメにしない努力と、商品を盗まれないようにする努力だな」

「そうです、ノライヌさんだって、犬殺しに見つからないよう努力してるでしょう?」

「それは俺の仕事(シケモクタバコ再生業)っていうか、人生を終わらせるリスクを減らす努力だけどな」

「私がノライヌさんにやってもらおうと思っていることは、そのリスクがかなり少ないんです」

「へぇ、そういう面じゃ楽そうだな」

「言っておきますが少ないってのは私の考えですし、ゼロじゃないですからね」

「分かったよ、話を聴いてから、自分で判断すればいいだろ」

「そうです、その判断が『自己責任』であり、社会で生きるうえで、理解すべき、意識すべきポイントです」

「当たり前と言えば当たり前のことだけどな、ガキじゃあるまいし」

「最近じゃ子供たちの方が理解してるかもしれませんね、年齢を重ねただけの幼稚で浅はかな『こども大人』はたくさんいます」

「うーん、まぁ、どうかな」

「何でそこで口ごもるんですか」

「いや、そういう連中って面倒だから、叩くのも関わるのもイヤってだけだ」

「じゃあ、自分は違うと断言できるんですね?」

「うーん、少なからず自分にもそういう面はあるからこそ理解できるっていうか、何で俺が尋問されてるのか分からないんだが」

「自分もそうかもしれない、と考えられるだけマシだと思いますよ」

「褒められてるんだか貶されてるんだか」

「大事なのは、そこで自覚したら、開き直らず、成長するために行動することではないでしょうか」

「なんか『自己責任』の辺りから話が違う方向に進んでる気がするぞ」

「すいません、つい熱くなってしまいました」

「なるほど、ギャンブルに向いてないよ、お前は」

「では話を戻しますが」

「そうしてくれ」

「私がこれから長々と話すことは、リスクを減らすための情報であると考えて下さい」

「わかった」

「もしかしたら、そこには、不要となるかもしれない情報も含まれるかもしれません」

「リスクだけじゃなく、そういう情報を減らす努力もしてくれ」

「ですがそれは、私が必要だと感じたからこそ話すことですので、そのことをご承知おき下さい」

「聞く耳持たずか、俺も真似して、不要だと思った情報はスルーすればいいってことか」

「必要な情報を不要と判断し、損をするのはノライヌさんですので、そこは自己判断でどうぞ」

「わかったよ、ちゃんと聴くから、ご指導ご鞭撻よろしくお願いします」

「一応、最後にまとめは書きますが、気になった点や重要だと思ったことはメモして下さいね」

「オッケー」


「ではまず、前回、言ってたことに注釈を加えます」

「前回?」

「ノライヌさんが言ってた『パソコンで金をもらえる』といった旨の発言です」

「なんだよ、違うのか?」

「私がこれから話すのは、厳密に言うと」

「うん」

「『パソコンとインターネットを使って広告収入を得る方法』についての話になります」

「細かいな」

「それだけではありません」

「はぁ」

「さっき、『素人でも平気か』と私に尋ねましたよね?」

「言ったかな」

「『素人』と一口に言っても、それぞれ考えるレベルは異なります」

「と言うと?」

「例えば、パソコンやネットをまったく使ったことがない自称『素人』もいれば」

「うん」

「毎日、パソコンを使ってネットは観てるけど、ただ観てるだけの『素人』もいますし」

「ふんふむ」

「中には、サイトを作って広告を掲載して、多少の収入は得てるけども」

「うーむ」

「それは仕事ではなく、自分は小遣い稼ぎの『素人』だ、という人もいるでしょう」

「なぁ、訊いていいか?」

「はいどうぞ」

「『パソコンで金をもらう』ってのが『パソコンとネットで広告収入を得る』ってことだってのは分かったけど」

「えぇ」

「何かを売って対価を得たり、何かに投資して金を増やすやり方もあるんだよな?」

「そういう方法も、もちろんあります」

「だろ?ネットで金を稼ぐって言うと、ネットショップとかネットオークションとかさ」

「えぇ」

「あと、株だのFXだの何とかかんとかってやつだの、名前忘れたけど、投資っぽいのと」

「はい」

「それとオンラインカジノとか、ギャンブル系?とか色々あるだろ?」

「まったくもって、色々ありますね」

「今回は、そういうのじゃなくて、あくまで広告収入ってので金もらうってことだな?それもよく分からんけど」

「そうなんですが、『金をもらう』ではなく『収入を得る』です。その意識は忘れないで下さい」

「何が違うんだよ」

「最初に『楽に稼げないと思わないでください』って言ったの、もう忘れたんですか」

「忘れちゃいないけど、覚えてもいなかったんだよ」

「同じようなもんじゃないですか、ちゃんとメモして下さいよ」

「うん、そうする」

「質問には一つ一つ答えますよ」

「すまんな、頼むよ」

「時間はあります、問題ありません、どうせやるなら徹底的にやりますんで」


「まず、『金をもらう』ではなく『収入を得る』ということについて」

「そこからかよ」

「意識の問題です」

「はぁ」

「金を得る、という結果を考えれば、どちらも同じことと言えなくもありませんが」

「だろ」

「金を得るための過程が異なりますし、先ほども言いましたが、意識として問題があります」

「なんだよ、結果が同じならいいじゃねーか」

「ノライヌさん、あなた、楽して金が欲しい、そう思ってますね?」

「そりゃそうだろ、誰だってそうだろ」

「黙らっしゃい!」

「いきなり怒鳴るなよ」

「そりゃそうですよ、誰だってそうですよ、楽して金が手に入るなら嬉しいですよ」

「そこまで肯定するなら怒鳴るなよ」

「でも、違うんです」

「何が?」

「金は、楽には、手に入らない、この事実に気付いて下さい」

「知ってるよ、言いたかないけど、俺だって苦労してるんだから」

「そうです」

「何なんだよ」

「ノライヌさんが苦労していることは私も存じてます」

「だったら怒鳴るなよ」

「だからこそ怒鳴ったんです」

「はぁ」

「毎日、地べたを這いずり回って、砂を噛む思いで、苦労してシケモクを集めてますよね?」

「うーん、どうだろ、まぁ、そうかな」

「その苦労を、忘れないで欲しいんです」

「と言うと?」

「金を手に入れるためには、苦労がつきものであり、楽な手段は『そう』ないんです」

「『そう』ってことは、無くは無い、ってことか?」

「えぇ、でも、それは一部の限られた人だけの話だったりします」

「俺もその中に限ってくれよ」

「どぶ板めくったような所で生活するあなたとは関係の無い話ですよ」

「口悪いなぁ」

「限られた人というのは、例えば、生まれながら金を手にするための環境が整っている人たちのことです」

「うーむ、そうなると、たしかに俺は違うな」

「ですが、これは、考え方でどうにでもなったりします」

「どうにでもなるものか?」

「はい」

「よし、続けてもらおうか」

「先ほど例えで挙げた、生まれながら環境が整っている人、というのはどういう人だと思いますか?」

「うーん、家が金持ちとか、親が会社を経営してるとか?」

「概ね正解です、そういう人たちは、楽をして金を手に入れられる『可能性』が、我々一般人(犬)に比べて非常に高い」

「可能性が高いっていうか、確定してるんじゃねーの?」

「そうでもないでしょう、金持ちは金持ちになるべく苦労している場合が多く、子と言えども例外は少ないはず」

「でも環境が整ってる、要するに金を得るための手段がすでにあるってのは、何も無いよりかは有利だろ」

「それも考え方です」

「そんなもんかね」

「えぇ、例えば、ノライヌさん、あなたはタバコが好きで酒が嫌いですよね?」

「おう」

「もし、実家が居酒屋だったとしたら、それでも楽に金を得ることができたと思いますか?」

「うーん、飲んでるのを観てるだけで酔っちゃうというか気持ち悪くなるからなぁ、どうだろう」

「なら、実家が喫茶店だったら、楽に金を得れたと思いますか?」

「楽かどうかは分からないけど、酒出さなくてよくてタバコ吸えるなら後者の方が向いてるだろうな」

「そういうことなんですよ」

「何がだよ」

「終わりですよ」

「まだ始まってもいないだろ」

「飲食店を経営するのは、大変だ、っていう話ですよ」

「絶対に違うだろ」

「何を言うんですか、飲食店は命がけですよ?」

「いや、それは分かるんだけど」

「えぇ」

「話の流れ的に違うだろ、ってことだよ」

「あぁ、たしかにグングンと話が逸れてますね」

「その擬声語も違うと思うが」

「じゃあ戻しますよ」

「頼むよ」

「つまり、楽して金を稼げる人間は数少なく、望んでできることではない、ということです」

「楽して金を稼げる人間がいることは否定しないのか」

「中には、いると思いますよ、好きなことをやって収入を得て生活している人も」

「いわゆる、選ばれた人間って連中か」

「本人がどう思ってるかは分かりませんけどね、本人しか理解できない苦労はあるでしょうし」

「ふーむ、まぁ、俺がそういう立場じゃないのは分かったよ」

「なら良かった」

「いや、良くねーよ」

「まぁ、そうですよね、まだまだ話は逸れたままです」

「そうだろ」

「意識の問題でしたね」

「『金をもらう』じゃなくて『収入を得る』か、何となく言いたいことは分かった気がする」

「仕事したことがある人間なら理解してもらえると思うんですよ」

「仕事にもよる気がするけど、これ以上、横道に逸れたくないから話を元に戻してくれよ」

「えー?」

「うるせー馬鹿野郎!つまんねーバラエティ番組の観客みたいな声を出すな!」

「話が逸れ始めてますよ」

「俺、あれ大っ嫌いなんだよ、いや、違うな、えーって、何に不満があるんだよ」

「いや、『仕事』ではなく『収入を得る』という観点から、いわゆる『ニート』に向けた話もしようかと」

「後にしてくんねーかな、じゃないと俺がニートになっちまうよ」

「『無職』と『ニート』が違うのは理解していますか?」

「わかったよ、俺が悪かったから話を『パソコンとネットで収入を得る』ってくだりに戻してくれよ」

「元に戻しても、結局、この辺りの話にまた戻ってくると思うんですけどね」

「なんだよそれ」

「話が逸れたりして、別の話をしていても、根本にある目的は同じですから」

「あー、あれか、『一番の近道は遠回りだった』ってやつか」

「さすが、鋭い!」

「何が『さすが』なのか分からんけど」

「自分は必要と感じたからこそ話をしているんです、例え話が道を逸れたと感じても、無駄な話ではないと思ってください」

「でもそれ、あくまで『自分』の話だろ?俺のことも考慮した話をしてくれよ」

「今、会話しているのは私とノライヌさんですから、もちろん考慮してます、変に感じても我慢して聴いて下さい」

「じゃあ、そうする、頼んだのは俺だし、まだ時間もあるし」

「えぇ、ただ、バラエティ番組の演出に関する文句は、ここではまったく関係ありませんからね?」

「分かったよ、俺が悪かったって、嫌なら見なけりゃいいんだろ?観てねーよ実際」

「その点に関しては私も一石投じたい思いはあるので、また別の機会に」

「よし」

「ノライヌさんのせいで話がよく分からない方向に行ってしまったので、この話は一旦ここまでとしましょう」

「それでいいよ、もう」

「あ、いや、忘れてたことが一点」

「よく思い出してくれたな」

「環境の差も考え方でどうにでもなると話しましたが」

「うーん、覚えてないなぁ」

「したんですよ、後で見直してください」

「はい」

「今回、私が紹介するのは『パソコンとネットで広告収入を得る方法』なので」

「はい」

「パソコンとネットを使える環境があれば、誰しもが同じ環境にあると言えます」

「そこに関する優劣は無いってことか?」

「えぇ、ただし、逆を言うと、最低限、その環境は整える必要があるということです」

「パソコンがあってもネットに繋いでなけりゃ話にならないってことか」

「それと、ネットに繋がっていても、タブレットやスマートフォンでは難しいということを理解して下さい」

「スマホはともかく、タブレットならどうにかできそうなもんだけど」

「私が思うに、あれらは共に閲覧するための道具であり、製作向きではありません」

「なんだよ、俺に何を作らせようとしてるんだよ」

「その話は後にしますが、私が話す方法を実践するためには、パソコンとネットが必須、と理解して下さい」

「わかった」

「読むだけ、ならタブレットでもスマホでもいいんですけどね」


「さて、先ほどいくつかネットビジネスの例を挙げてもらいましたが」

「そんなつもりは無かった、っていうか何を言ったか忘れたよ」

「ネットショップだとか、オンラインカジノだとか、投資だとか、言ったでしょう」

「あー、言ったな、そんなこと」

「断っておきますが、それらはノライヌさんにやってもらうことには含まれません」

「広告収入って言ってたものな」

「えぇ、念のため、それらについて簡単に説明しておきます、私なりの解釈で」

「いや、いいよ、広告収入の話を進めてくれよ」

「これも遠回りの一環なんです、黙って聴いて下さい」

「そう言われたら、まぁ、はい」

「なぜやらないのか、聴いてもらえれば分かりますから、間違いのないようにね」

「はぁ」

「ただ」

「ただ?」

「さらに、その話を進める前に、しておかなければならない話があります」

「また遠回りするのかよ」

「えぇ、これも重要なことなんです」

「じゃあ聴くけどさぁ」


「最初の方で『素人』の定義について話をしていたのを覚えてますか?」

「なんかそんな話してたな」

「その話の最中に、ノライヌさんから『何か売ったり投資するわけじゃないのか?』って質問があったでしょう?」

「いや、覚えてないなぁ」

「質問したんですよ、あなたは」

「うーん、記憶にございません」

「そこから話が逸れていったんですが、私、この『素人』についての話を先にしたかったんですよ」

「そりゃ、悪い事をしたなぁ」

「良い質問でしたけどね」

「だろ?気になることはズンズン聴いてくれって言うからさぁ」

「それは言ってないですし擬声語が変ですよ」

「うーむ」


「ちなみにノライヌさんは、自分のことを『素人』だと思いますか?」

「何についてのだよ」

「そこです」

「?」

「何についての素人なのか、これは決めておくべきだと思いませんか?」

「いや、だから聴いてるんだよ俺は」

「噛み合いませんねぇ」

「噛み合わないねぇ」


「まず、今回の件、何についての話ですか?」

「えーと、パソコンとネットで広告収入を稼ぐ、ってことか?」

「その通り、では、その件で言えば、素人とはどういう人間を指すと思いますか?」

「うーむ、パソコンの初心者だったり、広告収入に詳しくなかったり」

「それはそれで正解とも言えますが、逆に考えてみましょうか」

「逆?」

「『素人』の反対は何ですか?」

「『素人』の反対って言ったら、そりゃ『玄人志向』だろ」

「志向は抜いて下さい、『玄人』だけでいいです」

「うん」

「ここで言う『玄人』とは、どういう人間でしょうね」

「そりゃ、パソコン使って、ネットで広告収入を得て、その金で生活してる奴のことだろ」

「すばらっ」

「?」

「では、それを踏まえた上で、『素人』とはどういう人間を指すと思いますか?」

「うーん、パソコンやネットにそれほど詳しくなかったり、詳しくても広告収入得てないとか」

「はい」

「ちょっと間口が広すぎるな、答えを挙げるとキリがないように思える」

「そういうことなんですよ」

「どういうことなんだよ」

「つまり、一口に『自分は素人だ、素人でも平気か?』と訊かれても、こっちは困る、という話なんです」

「最終的に俺への愚痴かよ」

「そういうことなんですよ」

「参ったな」

「最初はみんな素人ですし、私だって似たようなもんですから」

「え?お前、ネットビジネスしてるわけじゃないの?」

「してますよ、してますけど、敢えて言うなら、素人レベルですね」

「なんだよそれ」

「今のところは趣味であり、生活できるほどの収入は得られていない、ということです」

「まぁそうだよな、だったら拾ってきた漫画雑誌の露店商なんてやってないよな」

「あれはヌシの指示でやってることですから、それに今の生活にも満足してますし」

「ならいいんだけど、ちょっと不安になるな」

「そうかもしれませんが、たぶん大丈夫ですよ」

「大丈夫の前にたぶんって言われると余計不安になるのは何でだろうな」

「やれば分かることです」

「そりゃそうだけどさぁ」

「やらなければ分からないんです」

「その通りなんだろうけどさぁ」

「だから、やってもらうんです」

「なんだよ俺は実験動物かよ」

「まさに」

「うるせーよ」

「大丈夫ですって、たぶん、大丈夫ですから」

「だから不安になるからやめてくれよ」

「確信に近いアレはあるんですが、実践する時間が無かったんですよ」

「だから俺で実験しよーってか」

「イエス!アイ・アム!」

「成功しなかったらどうするんだよ?俺は路頭に迷うことになるんだぞ?」

「路頭に迷ってない野良犬を連れてきて下さいよ」

「上手いこと言われても納得できないんだが」

「なので、慌てて今の職を手放したりしないで下さい」

「急に現実的な話だな」

「まずは趣味から始めて、軌道に乗ったら起業を考えて、準備して」

「えらく具体的になってきたな」

「ある程度の貯えができて、生活が安定して、自信がついたら今の職を辞めましょう」

「時間掛かんね」

「『時は来た!』と言えるタイミングまでは、しょうがないですよ」


「でも、小遣い程度でもいいから、とりあえず始めてみてもいいんだろ?」

「お、良い事を言いますね」

「何がだよ」

「ここで、さっきの『素人』の定義についての話に戻りますが」

「ほう」

「『素人』『玄人』という表現だけだと不足しているというのは理解してもらえましたよね?」

「まぁ、とりあえず」

「なので、今回の件については、別の言い方で、三段階で表現することにしたいと思います」

「ふむ」

「あくまで私なりの分け方ですが、『初心者』『中級者』『上級者』の三段階になります」

「俺が初心者だってのは分かるなぁ」

「はい、先ほどから言ってる『素人』は、ほとんど『初心者』という扱いです」

「うん」

「ここには、パソコンに触れたことが無い人、ネットを使ったことが無い人も含まれます」

「パソコンもネットも十年近く触ってるんだが、それでも同じ初心者か」

「はい、基準は『パソコンとネットで広告収入を得る』という経験の有無と、金額の大小になるので」

「じゃあ『中級者』は?」

「どんな形式であれ、どんな金額であれ、パソコンとネットで広告収入を一円でも得たことがある人です」

「カイはここに含まれるわけか」

「ですね、『上級者』は生計を立てられるほどの収入を得ることができている人、となります」

「なるほど」

「とにかくパソコンとネットで広告収入を得ているか、得てないか、生活できるか、できないか、です」

「まーそうだな、目的はあくまで金だからな、泥臭いが分かり易い」

「ノライヌさんにはもちろん、上級者を目指してもらいます」

「あのさぁ」

「えぇ」

「とりあえず、目標は高く、ってのはいいよ、どうせやるなら生活できるくらい金が欲しいし」

「でしょう」

「でも、起業とか、ややこしそうだよな」

「たしかに」

「それくらいの収入があったら、税金のことも考えなきゃいけないし」

「基本的には、本来は、多少の収入でも考えるべきなんでしょうけどね」

「『本来は』とか『考えるべきなんでしょうけどね』ってことは」

「もちろん、今のところは気にしてません」

「自信満々で言うけど、いいのか?」

「いいでしょ、こちとら犬なんですから」

「あぁそうか、まぁフィクションだしな」

「あくまで『今のところは』ですよ、安定した収入が入るようになってからでも、考えるのは遅くありません」

「たしかに、数百円の収入で所得税がいくらとか源泉徴収とか言われても、考える気にも覚える気にもなれない」

「払うのが遅れても延滞金や遅延金が発生するだけなんですから、それ以上に稼げばいいんですよ」

「典型的な負けギャンブラーの発想だぞ、それ」

「そうですかね、だからというわけではないんですが、私はギャンブルしません」

「そういやそうだったな」

「そうそう、ギャンブルと言えばオンラインカジノ」

「お、なんか強引に感じるが、まぁいいや」


「ちなみに、ノライヌさんはオンラインカジノってやったことありますか?」

「いや、ない」

「私もです、ギャンブルしないので当然ですが」

「じゃあ、何も知らないわけだ」

「知りませんけど、知ろうとも思わないですね」

「何でよ?」

「だって、あんなの、どうにでもできちゃうんじゃないですか?」

「言い方が曖昧過ぎて何を言いたいのか分からないが、何となく伝わった、俺も同意見だ」

「ソシャゲーのガチャで何万も使っちゃう人は絶対に手を出さない方がいい、とだけ言っておきますよ」

「たしかに、よく知りもしないで批判すべきではないからな、とりあえず同意見だ」

「大体、ガチャだって、運営がいくらでも操作できるわけだし、得られるのはいくらでも作れるデータだし」

「分かったから話を次に進めてくれよ、好きでやってる人間を止める理屈にはならない」

「いいんですか?それで」

「いや、良いとは思わないけど、自分で稼いだ金を何に使うかは基本的に自由だろ」

「何に使ってるか分かってるならいいですよ?でも分かってないでしょ?」

「話が逸れるどころか、ただの批判になりつつあるぞ」

「課金して熱いレアが出るのは最初だけなんですよ」

「いや俺ソシャゲーは無料で楽しむタイプだから知らんけど」

「だって、ちょうど進化させたいカードだけ出ないとかおかしいじゃないですか」

「なんか雲行きが怪しくなってきたなぁ」

「よく出来てるんですよ、また課金しちゃおうかな、今度こそ出るかな?って思わせるシステムが」

「お前、課金しちゃってるじゃねーかよ」

「えぇ」

「とりあえず、お前は絶対にオンラインカジノに手を出しちゃいけないことだけは分かった」

「言われるまでもありませんし、軽い気持ちで手を出してはいけませんよ」

「説得力ないし、重い気持ちで手を出されてもイヤだけどな」

「調べてないですし、よく分からない分野ですが、私は絶対にオンラインカジノは、やりません」

「よし、この話はここまで、っていうか、ほとんどソシャゲーの話だったな」

※競馬や競艇、競輪、オートレースなどの公営ギャンブルもネットで買えますが、オンライン限定の話ではないので省きます


「次に、ネットショップやネットオークション、これらについてどのくらい知ってますか?」

「そうだな」

「はい」

「ネットショップってのは、まぁそのままだよな」

「はい」

「自分で何らかの商品を確保して、それを売るわけだ」

「はい」

「俺の場合、タバコを商品にしたいところだけど、自作はたぶんNGだから、売るなら手作り携帯灰皿とかかな」

「はい」

「後は何だ、サイト作って、商品掲載して、買いたい人つまり客とメールとかでやり取りして、売買する、って感じか?」

「すばら!なかなか分かってらっしゃる」

「まぁ、長年ネット使ってりゃそれくらいはな、ただ」

「ただ?」

「いや、どうやってやればいいのかがよく分からんのよ」

「なるほど、どの辺りが分からなかったんですか?」

「まずサイトの作り方だな、何をどうしていいのか、調べてもさっぱり分からん」

「自分で販売サイトを作りたい人は、とりあえずブログから始めてもいいと思うんですよ」

「ブログって日記じゃないの?」

「日記以外でも使えますよ、ブログってのは、あくまでサイトの形式の一つですから」

「ふーん、よく分からんな」

「その辺はまた後ほどお話しますよ、誤解してる人は多いので」

「よろしく頼む」

「また、イチからサイト作って、っていうやり方は非常に手間なので、私から説明することはありません」

「手間っていうか、あんまり知らないっていうことでいいか?」

「えぇ、それでネットショップについてですが、最近じゃ簡単に始められるサービスを提供している大手サイトも多いですよ」

「そうなんだ」

「分かり易い所だと、楽天とかヤフーとかですかね」

「へぇ」

「amazonなんかもやってたりするんでしょうかね、興味ないんで詳しく調べてないですけど」

「さぁ」

「例えば、欲しい商品があって、検索するとします」

「うん」

「その商品を楽天と表記されたサイトで見つけたとします」

「うんうん」

「でもその商品は、必ずしも楽天が販売しているというわけではありません」

「というと?」

「さっき言ったような、ネットショップを簡単に始められるサービスを利用している企業や法人である場合がけっこうあります」

「なるほどな、じゃあ俺もそのサービスを使えば、ネットショップを始められるわけだ」

「ですね、ただ注意すべき点が二つあります」

「ほう」

「まず一つ、そういったサービスを利用するためには、利用料金が発生するという点です」

「まぁ、ある意味、サイト上に間借りするようなわけだから、しょうがない気もするんだが」

「であれば、その金額や、支払い方法、種類について、きちんと精査しておくべきでしょう」

「たしかにな、いくら売り上げても利用料金の支払いでいっぱいいっぱいになったら意味ないな」

「月額での料金だったり、売れる度に発生する手数料だったり、色々あるそうなので」

「商品の原価がいくらで、何円なら売れるかとか、考えなきゃいけないとなると面倒そうだな」

「基本的にはどの商売もそれは同じことが言えるんですけどね」

「うーむ、仕事だから、甘い事は言えないんだろうが、色々と考えられるな」

「もう一つ、商品の在庫を抱えるという点です」

「ふむ」

「元から人気商品で、すぐに売り切れ状態、品切れ状態になる見込みがあるなら気にする必要ないかもしれませんが」

「うん」

「物にもよりますが、基本的には商品は自宅で管理しなければならないわけですからね」

「なるほど、そういうことは考えなかったなぁ」

「コンスタントに商品が売れるならいいんですが、売れない場合を考えてみて下さい」

「大量の在庫が家にあって、売れもしないのにネットショップの利用料金は毎月取られる、厳しいな」

「いつの間にか、その商品を嫌いになったり、憎たらしく思ったり、見たくなくなるかもしれません」

「嫌なことを言うなと思うけど、たしかにあり得る話だし、きっとあり得てるんだろうな」

「さっきノライヌさんが言いましたが、仕事になるんですから、色々と考えてから始めても遅くないんですよ」

「売れる算段があって、利用料金が確保できて、在庫の管理が可能なら、って話か」

「だとしても誤算はあり得ますし、リスクはあります、そこは必ず理解しておかなければなりません」

「そんなこと言っても、リスクは何にしても少なからずあるもんだろ」

「そうなんですけどね、先にも言いましたが、広告ビジネスは、そのリスクが著しく少なかったりします」

「ほう、そろそろ教えてくれるのか?」

「また後ほどです、まだ遠回りの最中ですから、順番にいきましょう」

「うーむ」


「次はネットオークションで稼ぐ方法ですかね」

「敢えて説明する必要もないと思うくらいメジャーな方法だな」

「であれば、その詳細と、メリット、デメリットを説明して下さい」

「俺の仕事じゃねーだろ」

「こっちだって金もらって話をしてるわけじゃないんですから、仕事じゃないですよ」

「そう言われると返す言葉もないから、説明してみるよ」

「よろしくお願いします」

「じゃあ、たぶん一番メジャーなヤフオクを例にするかな」

「それが分かり易いと思います」

「まず、利用したいならヤフーでアカウントを作る必要があるな」

「ノライヌさん」

「はい、カイくん、どうしたかね」

「アカウントって何ですか?」

「アカウントは、アカウントだろ、分かってるのに質問するなよ」

「いや、これ、訊かれても具体的に説明するのが難しい質問なんですよ」

「承知の上で訊いたのか」

「えぇ、どういう解釈してるか、何となくでいいんで答えてもらっていいですか?」

「うーん、そうだな、そのサービスを利用するためにサイトから与えられた権利、ってとこか」

「おお」

「大抵、アカウントにはIDやパスワードが付いてて、それは自分だけの領域にログインするために必要で」

「すばらっ!」

「いや、まだ話の途中だったんだが」

「ほぼ正解ですから、余計なことは言わなくていいですよ」

「言わせろよバカ野郎」

「何を言いたいんですか」

「いや、たぶん、今の説明だけじゃ理解できないって人も多いと思うんだよ」

「そうですかね?それは単純に、難しく考えすぎなんだと思いますよ」

「ならいいんだけどさ」

「慣れ、の問題ですよ、IDのことだ、っていう説明だけでも理解できる人はいるはずですから」

「それだけじゃ『はぁ?』って感じの人も多いと思うんだが」

「そういう人には、IDとパスと自分のページを全部まとめてアカウントって言うんだ、そう説明しちゃいましょう」

「そうするよ」

「大体、説明を受けてる分際で、他人にどう説明するのか気にしてるのが腹立たしい」

「そもそも説明を要求したのはお前じゃねーかよ」

「あー」

「もういいよ、話を元に戻すぞ」

「さっさと先に進めて下さいよ」

「【カチッ】」

「いや、嘘です、ネット上で何らかのサービスを利用する場合、ほとんどの場合アカウントを作る必要がありますね」

「このまま俺が話を進めていいのか?」

「いいです、是非お願いします」


「ヤフーの場合、アカウントにいくつか種類があるよな」

「無料で使える一般のアカウントと、有料のプレミアムアカウントですかね」

「そうそう、そんな感じのやつ」

「オークションを使う場合、アカウントにより金額制限があったり無かったりします」

「へぇ、そうなんだ」

「有料であれば高価な商品を取引できるようですが、無料のアカウントには制限があるみたいです」

「ふーん」

「あれ、ヤフオクは利用したことないんですか?」

「いや、あるけど別に興味ないんで覚えてないんよ」

「まぁ、基本的に興味あるのは商品ですからね、しょうがないとも言えなくないですが、忘れますか」

「うーん、手数料くらいにしか思ってないからなぁ」

「ちゃんと止める手続きはしましたか?知らずに毎月、数百円の料金が発生してる人はけっこういるみたいですよ」

「あー、それだそれ、俺もそれやったよ」

「あるあるネタですかね」

「勉強料だと思って、それ以降はそういうことがないように気を付けてるよ」

「前向きでいいですね、すばらです」

「4回目だから言うけどさ」

「はい」

「さっきからその『すばら』っての何なんだよ」

「すばら先輩をご存知でないとおっしゃる?」

「存じ上げないなぁ」

「分かりました、別の機会に説明します」

「今じゃないのか」

「とりあえず、ヤフオクの話をしましょう、いい加減、終わる気がしなくなってきたので」

「であれば、変なこと言うのやめてくれよ?」

「ワハハ」

「違うキャラ出てきたなぁ、知らんけど」


「つまり、万全の状態でオークションをするためには手数料が必要であり」

「いや、おい、ちょっと待て」

「何ですか、早く話を先に進めましょうよ」

「お前、話すの飽きてきてるだろ」

「当たり前じゃないですか」

「肯定するのかよ、いや、不要なら不要で、分かり易くていいんだけどさ」

「オークションで儲けようと思ったら、手段は限られてるんです」

「はい」

「安く買って、高く売る、基本はこれですね」

「わかるよ」

「しかしながら、それを実践するためには、知識が必要です」

「そうだな、高く売れる商品が、安く売ってるのを見つけなきゃならないわけだしな」

「また、その商品を見つけても、必ずしも安く買えるわけではありません」

「まぁな」

「さらに、必ずしも、高く売れるわけではありません」

「そういうもんか」

「さらに、購入金額はもとより、最低でも希望金額以上で売れなければ旨味はありません」

「そりゃそうだな」

「さらに、商品に価値を見出してくれる人に見つけてもらうまで待たなければなりません」

「なるほどな、仕入れに関しては攻められるけど、販売の時は受けにならざるを得ないということか」

「前もって、○○を○円で買いたい!という人の情報を知っていて、その金額より安く購入できるなら話は早いんですけどね」

「基本的には情報次第ってことか」

「運、偶然、タイミングといった要素が大きいので、当然、その分リスクは増します」

「いくら安く仕入れられても、買い手がいないんじゃゴミ同然だからなぁ」

「そこまでは言いませんが、ネットショップと同じで、在庫を抱えるリスクが伴います」

「売れることを前提に仕入れられればいいわけか」

「そうなんですが、いつでも都合よくそういった商品に巡り合えるわけではありませんからね」

「だよなぁ」

「知識と情報があって、時間に余裕があるならいいんですけどね」

「少なくとも、初心者が手を出すにはハードルが高いように思える」

「私も少し調べた、少し利用した程度の知識ですが、以前から利用者は多いですからね」

「うん」

「そういった損得の計算に長けた人はたくさんいるでしょうし、技術や知識も洗練されているはずです」

「なるほどなぁ」

「売買を目的とするなら、ネットショップの方がいいと思いますよ、安物買いの銭失いとなるリスクを避けるためにも」

「それは出品者の情報を見ることで減らすことができるリスクかもしれないけどな」

「現実と違い、ネットではその場である程度の情報を見れたりするので、騙されにくくなっているのはいいと思いますけどね」

「たまにテレビとかで五千円の絵を百万で買ったりしてる人を見るもんなぁ」

「そういうことをしたいなら古物商の申請が必要ですが、やっぱり知識が必要なので、お好きならどうぞ、って感じです」

「詐欺行為を推奨してるわけじゃないって注釈を入れておこう」

「芸術に大金を出せる人ってのは金が余ってしょうがないって人でしょうから、別にって感じですけどね」

「なんか急にやさぐれてるなぁ」

「すいません、ほんと興味ない話なんで」

「だから俺に説明させようとしたのか」

「イエ~ス」

「じゃあ、もう次の話をしてくれ」

「まぁ、やりようによっては、オークションはいいシステムだと思うんですよ」

「続けるのかよ」

「いや、違う話なんで、また別の機会でいいです」

「またそのパターンか、拾い切れるか分からなくなってきたな」

「そのための時間を作るためにも、頑張ってください」

「うーむ、あ」

「どうしました?」

「そういや、オークションで思い出したんだけど」

「えぇ」

「ペニーオークションってのは結局、何だったんだ?」

「あー、ありましたね、いや、まだあるのかな?」

「どうなんだろ?」

「そうですね、私の解釈で言えば」

「うん」

「『愚劣の極』あるいは『醜悪の塊』と言ったところでしょうか」

「なんかひと昔前のV系バンドのアルバムタイトルみたいだな」

「あのシステムを考えた人間は、ある種の天才と言えるでしょうね」

「叩くのか誉めるのか、どっちかにしてくれよ」

「もちろん、誉められたものではないと思います、誰が騙されるかこんなもん、っていうのが初見の感想ですし」

「俺は何のこっちゃシステムすら理解できなかったから手を出せもしなかったけど」

「どれくらいの人間がまんまと騙されたんでしょうね」

「まぁな、あれに関しては、その後も芸能人を絡めた騒動になったから覚えてるよ」

「いわゆるステルスマーケティングという単語が世に出た時の一件ですね」

「そうそう、ステマな」

「ステマは広告の手法として今も存在していると思うので、後に話すことになると思います」

「へぇ、そうなんだ」

「とりあえず、ペニオクに関しては、人間の心理を見事に突いたシステムだと評価しておきますよ」

「やっぱり誉めてるのか?」

「そして、私はあんなものに一円も投資するつもりはない、と言っておきます」

「うーむ、何を言わんや」


「では、ノライヌさんが挙げた広告以外のネットビジネス(ギャンブル?含む)の説明もこれで最後になります」

「長かったなぁ」

「株やFX等、投資についてですね」

「やったことあんの?」

「株はありますが、FXは無いです、あと、ノライヌさんが言ってた何とかかんとかってのも未経験です」

「それでよく分かったな」

「たぶんストックオプションとかバイナリーオプションのことじゃないですか?」

「それだそれ、まとめサイト見てたら書いてあったんだよ、何分で何百万儲けた、みたいな」

「あー、それってもしかして、某巨大掲示板群のスレで成功例を書いてるような記事じゃないですか?」
※スレ=スレッド、掲示板のこと

「そうだったかな?スレタイが『何分間で何万儲けたったwww』みたいなやつ」
※スレタイ=スレッドタイトル

「たぶんそれ、ステマですよ」

「はぁ?なんだよそれ」

「いや、まぁ、あくまでたぶんなんですけどね、掲示板のスレッドに見せかけた広告記事ですよ、きっと」

「なんでそう言えるんだよ」

「実際にいくつも見てますので」

「なんで見せかけって分かるんだ?」

「コメントできなかったり、IDを検索しても元スレが見つからなかったり、記事の仕様が他と違ってたり」

「かー、おっかねぇなオイ、要するに、成功したかのように見せて、騙し込んでるってことか」

「もう、その時点で投資する価値は皆無と判断できます」

「いや、まぁそんな上手い話はないと思ってたけどさ、怖いなぁ」

「まぁ、必ずしも負けるというわけではないと思うんですけどね」

「と言うと?」

「株ってのは株券の取引で、FXは外国為替証拠金取引じゃないですか?」

「いや、まったく分からん」

「なんとかオプションも株の一種みたいなものらしいです」

「ふーん」

「株については、起業する時に関係してくると思うので、知っておいて損はないと思いますよ」

「まぁ、おいおいな、個人事業主でいけるならそれでいいと思ってるし」

「楽観的ですねぇ」

「ある程度、安定するようになったら、そういう知り合いもできるだろ」

「楽観的ですねぇ、他人(犬)事なので深く追及はしませんが」


「それで、必ず負けるわけじゃないってのはどういうことよ」

「私は数十万の取引しかしなかったので多くは語れませんが、自分なりに重要と思える点を考えたんです」

「うん」

「そうです、一つ目は『運』です」

「ほう」

「知ってる会社の株が最安値近くで取引されていたので購入したら、たまたま翌日にストップ高になったことがあって」

「よく分からんが、要するに安く買って高く売れたということか?」

「ですね、粘り過ぎてその時の最高値よりかは下がりましたが、売った時は結果的に得をすることができました」

「なんかギャンブルみたいだな」

「本来の目的とは異なる利用方法ですし、真似しない方がいい買い方ですね、本当にたまたまだったので」

「へぇ、じゃあそこで止めて儲けて終わりにしたのか?」

「いや、ご存知の通り熱くなるタイプなので、ちょっとハマって、最終的には少しマイナスでした」

「そんな気がしたよ」

「少し勉強はしましたが、それでも自分では初心者だと思ってます、でも、勝てる可能性はあったんです」

「なるほど、運だな、後は止めるタイミングを見極めきれなかったのが敗因か」

「その通りです、ある程度、利益が出た段階で止めていれば、初心者の私でも勝つことができたはずなんです」

「その辺はほんと、ギャンブルと変わらないな、運と止め時の見極めの重要性は」

「らしいですね、そういうことを知ってからは、怖くてやってませんよ」

「その方がいいな、それで、一つ目ってことはまだ他にもあるのか?」

「えーと、二つ目としては『情報』ですかね」

「それもギャンブルと変わらんな」

「利益目的で株券を購入するのであれば、どの会社の株価が上昇するかを予測する必要があります」

「なるほど、クリスマス時期なら玩具会社の株価が上がりそうだな」

「必ずしもそういうわけではないみたいですが、概ねそういうことですね」

「まぁ、競馬だろうが競艇だろうが、情報があると無いとじゃ当たる確率が大違いだしな」

「ただし、こういう取引で利益を得て生活している人間は、そういった情報を逆手に取ったりするから怖いんですよ」

「ふーん、そういう連中がいるんだ」

「仕手とか言われてますね、彼らの存在を感じて怖くなったのも止めた理由です」

「なんか面倒臭ぇな、株をやる気なくなったよ、ハナからないけど」

「一獲千金を狙うなら宝くじの方がマシだと思いますよ」

「それなりの額の資金が無いと始められないしな、大金を扱えば大金を得る確率が高いってのは当たり前のことだろ」

「その通りです、三つ目は『資金』で、これがもっとも重要だと思っています」

「ほほう」

「結局、金に余裕がある人の方が強いんですよ」

「いきなりの結論だな」

「いや、もう、そう感じたままに言うしかないと思ったので」

「少額の投資じゃ勝てないってことか?」

「いえ、勝てたとしても、額もそれ相応ということです」

「さっき俺が言ったことか、投資する額が大きければ大きいほど、得られる利益も大きいと」

「イエス」

「なんだよ、じゃあギャンブルと変わらないじゃないか」

「私は株の初心者なので、異論はあるかもしれませんが、それが私の出した結論です」

「なるほどな」

「FXと何とかオプションについては、やってないので省きます」

「やることは無いと思うから別にいいよ」



  ★  ★  ★



「とりあえず、ここで一回まとめましょうかね」

「そうしてくれ、何が目的なのか分からなくなってきたよ」

「ではまず、その目的から」

・生活するための収入を得ること


「次に、そのための方法、手段」

・パソコンとインターネットを使った広告ビジネス


「『パソコンとネットを使って広告収入を得る』人たちの定義」

・『初心者』とは ⇒ パソコンとネットを使って広告収入を得たことがない人

・『中級者』とは ⇒ パソコンとネットを使って広告収入を得たことがある人

・『上級者』とは ⇒ パソコンとネットを使って広告収入を得て生活している人



「理解、意識しておくべきこと」

・楽に稼げるわけではない

・甘い話ではない

・『金をもらう』ではなく『収入を得る』

・判断、実行するのは『自己責任』で

・スマホやタブレットは閲覧専用マシーン

・すばら先輩はぐう聖




「こんなとこですかね」

「おい、最後なんかおかしいぞ」

「真面目一辺倒じゃ面白くないんですから、少しくらい遊びを入れさせて下さいよ、真打は後から登場するって」

「真面目な話をしてる時にふざけると、余計な誤解を招くと思ったから注意してるんだが」

「真面目だなぁ」


「そろそろうどん来るかな」

「人のおごりで天ぷらまで注文するから遅くなるんですよ」

「ゴチになる、じゃあ話の続きは喰った後だな」

「そうですね、次は広告と、広告収入についての話になります」

「まだ実践は始められないのか?」

「次の次くらいにはいけるようにしますよ」

「よろしく頼む」

「お待たせしました、讃岐うどん大盛り、はす天とかしわ天のお客様」

「はい」

丼と、皿が一枚乗せられた盆を受け取る野良犬。

「梅おろしうどん、ちくわ天のお客様」

「はい」

同じく、丼と、皿が一枚乗せられた盆を受け取るカイ。


日本広しと言えど、犬を相手にうどんを販売するうどん屋は、

数少ない。
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